依頼者は、クレジットカードのリボ払いを利用してショッピングを続けていましたが、ある時体調を崩して仕事を辞めざるを得なくなり、収入が途絶えたため、返済ができない期間がありました。そのまま返済をせずに１年ほど放置してしまったところ、債権者から訴訟を提起されてしまいました。依頼者は定職に就いており、一括では難しいものの、月1万円程の分割であれば支払いを続けて行ける状況でした。

そこで、裁判の期日が迫っていたため、まずは答弁書を作成して裁判所に提出し、裁判外で債権者と和解の交渉を進めました。根気よく交渉を続けた結果、債権者も月1万円の分割支払いに応じてくれました。裁判手続きの中で分割の和解をすることができました。

（ポイント）
債権者から裁判を起こされてしまっても、和解は可能です。分割での支払いの和解に応じてもらえる場合も多くあります。裁判所に答弁書も提出せず、裁判の期日にも出頭しない場合は、相手方の言い分を認める判決が出され、給与などの財産を差し押さえられてしまう可能性もあります。裁判所からの通知は無視せずに弁護士などの専門家に相談しましょう。

また、判決が出された後であっても、分割の和解に応じてくれる会社もありますので、やはり放置せずに専門家に相談することをお勧めします。