2022
09
12
今年7月20日に安倍晋三元内閣総理大臣が奈良市で参院選の街頭演説中に銃撃されて死亡した事件以降、犯人の供述をきっかけに、世界平和統一家庭連合(以下、旧統一教会と一貫して表記します。)と政治家との関係が問題視され、連日、ニュースやワイドショーなどで報道されています。 旧統一教会については1980年代から取り沙汰されており、いわゆる霊感商法や勧誘行為などが社会問題となっていました。 全国各…続きを読む
2022
08
04
当事務所は、大通公園に面しており、外出するたびに大通公園にある五輪のモニュメントを目にします。そのモニュメントを見ながら、東京オリンピックは盛り上がったな、などと思いをはせていると、もう1年前のことであることや2年後には次のパリ大会が控えていることに驚きます。さらに、パリ大会ではeスポーツが公開競技になっていることについても、隔世の感があります。 このeスポーツですが、皆さんは、どんなイメー…続きを読む
2022
07
01
 財産分与~離婚時に知っておきたいポイント   夫婦の間で、財産をどのように分けるかを巡って対立し、離婚の話し合いが進まないことがあります。特に、熟年離婚と呼ばれる場合では夫婦に相当程度の資産があり、また離婚後は若い時のように働くこともできないでしょうから、別れる際に双方が少しでも多くの財産を確保しておきたいと考えることは当然の成り行きです。財産分与の事前協議が成立しなければ、その後は家庭裁…続きを読む
2022
04
27
近年、無料求人広告のトラブルに関する相談を受ける機会が増えています。求人広告サイトの運営会社を名乗る業者から、電話やFAXなどで、(〇〇日間)無料で求人広告を掲載できるといった謳い文句で勧誘を受け、無料の期間だけのつもりで申し込んだところ、一定期間経過後に高額な料金を請求された、という相談です。 通常、申し込む側は、無料であることを前提に申込みをします。ところが、申込書には、小さい字や分かり…続きを読む
2022
03
29
厳冬は去り、暖気に包まれた札幌。 水の匂い漂う春山に挑むと、雪面にヒグマの足跡を見かけることがあります。 私にとって印象深いのは、3月の知床岳。 朝焼けの海岸線を背に、知床の原生林を行き、標高を詰めていくのですが、道中、半ば呆れてしまうほどヒグマの痕跡を見かけます。 彼らは、人の世にさしたる関心を示さず、泰然と山野を往来しているため、自分たちが人間の定めた法律の下に管理され…続きを読む
2022
02
22
近ごろ増えてきていると実感するご相談の一つが、面会交流に関するものです。 面会交流とは、夫婦の離婚後または別居中に子どもと離れて暮らしている父母の一方(非監護親)が子どもと定期的.継続的に、直接会うほか.電話や手紙などの方法で交流することをいいます。 基本的には、子どもの父母が話し合って決めることになりますが、話し合いができない場合や話し合いがまとまらない場合には、家庭裁判所に面会交流の調停や…続きを読む
2022
02
15
弁護士業界には、弁護士としての資格だけではなく、いろいろな資格を有している方がいます。例えば、司法書士、公認会計士、社会保険労務士などの有資格者として活動されている方です。ちなみに、弁護士資格があれば、そのまま社会保険労務士となる資格も有しますが、司法書士や公認会計士として登録するためは、別途試験に合格する必要があります。 また、少し珍しいですが、医師、精神保健福祉士、臨床心理士の資格を有し…続きを読む
2022
02
08
債務が多額になり、支払いが困難になった方が相談に来られた際、自己破産、個人再生、任意整理という3つの手続きをご案内することが多いのですが、「自己破産」という手続きに抵抗感を示される方は一定数いらっしゃいます。 まず、自己破産について躊躇される方がよく心配される「自己破産したことが周囲に分かってしまうのではないか。」という点について、ご説明します。 とても多くの方が、このような質問をされ…続きを読む
2022
02
01
人が亡くなったとき、その方の財産や負債は、相続人が相続することとなります。プラスの財産のみを相続するケースもあれば、負債の方が多いケースもあります。相続の対象には預貯金、保険、有価証券、不動産、負債さまざまな種類がありますが、今回は負債について調査する方法を取り上げます。 亡くなった方に負債があるかどうかを確認する最も確実な方法は、相続人の立場で信用情報機関に対して情報開示請求することです。…続きを読む
2022
01
20
明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 本年最初のコラムは「民法改正と残業代」というテーマで記載させていただきます。 かなり前のことにはなりますが、民法が大きく改正されたというニュースは皆さんも目にされたことがあると思います。 残業代に関しては、労働基準法や労働契約法といった法律が問題となる場合が多いのですが、民法が問題となる場合もあります。 …続きを読む