2021
12
21
法律を学ぶようになって、15年、すっかり法律用語に馴染んでしまいましたが、皆様からのご相談を受けた際、法律用語や法律概念を日常用語に置き換えて説明することも弁護士にとっては必要なスキルであるといつも感じています。 法律用語には、様々なものがありますが、日常用語と似ていて、区別がつきにくいものや、聞くだけでは何を意味するのか想像がつかないものもあります。 例えば、漢字は同じですが、読み方…続きを読む
2021
11
02
北海道日本ハムファイターズから、チーム編成等を担うGMに、ファイターズのOBで、東京オリンピック日本代表・侍ジャパンの監督を務められた稲葉篤紀氏が就任されることが発表されました。 ファイターズファンの皆様にとっては、来シーズンへの期待が膨らむ一方で、今シーズン限りで、斎藤佑樹投手や谷口雄也選手が現役を引退されることも発表されておりますので、つらく寂しい時期にもなっているのではないかと思います…続きを読む
2021
09
15
新型コロナウイルス感染症は、令和元年12月、中国において感染者が確認されて以降、世界規模で感染が拡大するとともに、変異株の発生が次々と確認され、今のところ収束の兆しが見えません。 日本においては、令和2年1月に最初の感染者が確認され、その後、感染が急拡大しました。 そこで、新型コロナウイルス感染症の流行を収束させるため、新型インフルエンザ等対策特別措置法(以下、特措法といいます。)の対…続きを読む
2021
08
10
最近、ある芸能人の夫婦が離婚し、父親が子供の親権者になったということがニュースになりました。このニュースを見て、父親が親権者になったということを意外に感じた方もいるかと思います。でも、離婚にあたって、親権が争いになった場合でも、父親だから不利というわけではなく、父親が親権者となることは決して不思議なことではありません。 現在でもそうですが、日本では親権争いにおいては、母親の方が強いなどと言わ…続きを読む
2021
06
11
第1話を書いてから4年も経ってしまいました。第2話に到達しないまま終わってしまいそうなところでしたが、引き続いて第2話をお届けすることにしました。 1 セカンドオピニオンを求められる中で、依頼している弁護士との関係を清算できないだろうか、と聞かれることがあります。思うように活動してくれない、連絡をくれない、高飛車な態度で我慢することができない・・・などのご不満があるようです。 弁護士と…続きを読む
2021
04
21
みなさんは「遺留分」という言葉をご存じでしょうか。聞いたことがあるという方もいるかもしれません。遺留分は、相続が起こったときにしばしば問題になります。 遺留分というのは、一定の相続人に保障されている遺産の最低限度の取り分などと説明されます。 次のような場合を考えてみましょう。ある方がお亡くなりになり(お亡くなりになった方を「被相続人」といいます)、その方には配偶者と2人の子がいたとしま…続きを読む
2021
03
08
少子高齢化が加速する中で、成年後見制度の重要性が非常に高まっています。 成年後見制度とは、認知症、知的障害、精神障害などによって物事を判断する能力が十分ではない方について、本人の権利を守る援助者を選ぶことで、本人を法律的に支援する制度です。 成年後見制度には、本人の判断能力の程度によって、後見、保佐、補助と3種類の制度があります。後見の対象となるのは、判断能力が全くない方、保佐の対象と…続きを読む
2021
02
09
いつの間にか2月です。 会場型のさっぽろ雪祭りは中止となってしまいましたが、落ち着いた札幌の冬の街並みもたまには良いと思う今日この頃です。 さて、2月と聞けばバレンタインを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。 今回は、バレンタインデーチョコレートと民法との関わりについて、お話ししたいと思います。 A子さんがB太郎君に対して「バレンタインデーにチョコレートをプレゼントす…続きを読む
2021
01
14
皆さんは「法テラス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 「法テラス」の正式名称は「日本司法支援センター」というものです。全国で司法サービスを受けることができる社会の実現を理念として設立されました。 法テラスが提供している司法サービスには様々なものがありますが,今回は特に法律相談に絞ってご説明させていただきます。 法律相談をご希望される方の経済的な条件にもよりますが,この条件を満たした場…続きを読む